通販サイトでユニフォームとユニホームの表記を見かけるけれど違いはある?

通販サイトで表記されているユニフォームとユニホームは同じ単語を語源としています。注文するときにはどちらの表記でも問題ないため、気にせずに自分の使いやすいほうを使用したほうがいいです。

同じ言葉なのか違う言葉なのか、判断に迷う物の一つに、ユニフォームとユニホームがあります。それぞれの言葉の意味と、一般的に使用されている例などを理解しておくと、自分で使用するときにトラブルが少ないです。ネット通販で製作会社が多々あるけれど、見積依頼や注文をするときにはどちらに当てはまるのかなども理解しておくとさらに役立ちます。

ユニフォームとは何を指す言葉か

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ユニフォームとは、英語でuniformと書きます。外来語で英語の発音をそのまま日本語にした表記の一つとなっているのがポイントです。語源はラテン語で、unisと、formaが組み合わせられたといいます。unisは「1つの」という意味で、ラテン語の1を意味するunus(ウーヌス)が変化したものです。formaはフォルマと読み、形や姿などを現した言葉だといいます。均一な姿などの意味を表すラテン語が英語に変化して、uniformとなりました。uniformは制服を意味する単語で、学校の制服や軍隊、会社やスポーツチームなどに所属している人が別のチームとの区別をつけるために身に着けるものも含まれています。

特定の団体に所属していることを明確にするための衣類、というのが一般的な定義です。 ユニホームよりも使用する人が少ないといわれていますが、若い人の間ではユニフォームとSNSなどで表記することも多く、必ずしも使用する人が少ないわけではありません。また、発音をするときにもユニフォームとユニホームを分けて発音している人も増えてきました。若い人の間ではユニホームよりもユニフォームを使用しているため、ユニホームという表記に昭和レトロな雰囲気を感じている人も多いです。

ただし通販サイトでは両方を一緒に表記していることが多く、どちらをより多く使用しているというわけではないといえます。サイトの中には分けて使用しているところもあるため、ユニフォームは全体的な制服全般をあらわす単語だと理解しておくと見積もりや注文時に便利です。

ユニホームとは何を指す単語なのか

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ユニホームは英語でユニフォームと同じ表記をしており、同じ単語から誕生した外来語であることは事実です。ただし使用している人の多くが、ある程度違いがあると漠然と感じています。ユニフォームの場合は制服全般を表す言葉として使用していますが、ユニホームの場合はスポーツチームに所属している人が身に着ける運動着を指す言葉と考える人が多いです。

外来語で本来は同じ言葉でありながら、制服全般を指す言葉とスポーツチームの試合や練習のときに身に着けるものとをイメージする違いが出てきているといいます。 ただし、昭和以前から開業している制服制作会社の中には、実店舗の看板にユニホームと書いていることも多いです。どちらを使用しても問題ないけれど、ある程度漠然とした違いを感じている人が多いといいます。

また、ユニホームの場合、飲食店の制服などを指すこともまれにあるため、確認が必要です。店舗によりユニフォームではなくユニホームを使用していることがあるため、事前に確認してから利用することが重要となります。 注文するときにどちらを使用したらいいのかは、店舗により異なるのは事実ですがたいていの場合はどちらを表記しても問題なく見積もりや発注をすることができます。

ただし店舗側のホームページのお問い合わせフォームで依頼するときの記入欄には、「フォ」を使用していることが多いです。どちらを使用しても問題ありませんので、安心して発注してください。見積もりを依頼するときには複数の会社で見積もり依頼することが一般的であるため、表記の違いをチェックしてみるのもいいでしょう。

なぜユニフォームとユニホームの違いが出てきたのか?

なぜユニホームとユニフォームの違いが出てきたのか、その理由は外来語が伝わってきた当時の世相に関係しています。明治期から海外から取り入れた外来語をカタカナで表記することが増えていったのは事実です。大正・昭和期には外来語を漢字では書いていないため、明治期ごろの風習であるといえます。

当時日本人はファ・フィ・フェ・フォといった発音が日本語になかったため、発音しづらいと考えられていました。そのため、ユニフォームを日本語で表記する際に似た単語で代用しようと考えたといいます。ユニホームはその結果誕生した言葉であり、もともとはユニフォーム・ユニホームとも同じ単語でした。しかし現代社会では海外からの発音も聞き取り、発音ができるようになってきたため、外来語の発音もそのまま表記したほうがいいということになり、ユニフォームという言葉が誕生したといいます。昔ながらの表記で慣れている人にはユニフォームに違和感を覚えることが多く、昔ながらの文章で書いている人も多いです。そのため、インターネットの制服などを制作している会社の表記も、両方となっています。使用するときもどちらの表記でも問題ないようになっているため、どちらかに限定しなければならないということはないことは事実です。

制作を依頼するときにどちらかにしなければならないと迷っている人は少なからずいますが、自分の表記した違法で問題ありません。利用するときには気にせずに記述をしてください。どうしても違和感を覚える場合は制服など漢字で書いても問題ありません。

ユニフォーム・ユニホームの類語は他にもある?

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ユニフォームとユニホームの類語として挙げられる最も大きなものは、制服です。制服というと中高生が学校で着るものというイメージが強かったですが、航空会社などでCAが身に着けるもの等、起業できるものを指す言葉でもあります。ただし、一般企業で事務員や銀行の行員が着用するものの場合、人により事務服という類語を使うこともあるため、覚えておいたほうがいいです。

事務服とは事務員が仕事中に着用する衣類を指す言葉で、ユニフォームと置き換えることができます。 会社の中にはライン仕事などを含め作業着を着て仕事することも多いです。作業着もユニフォームの類語で、注文する会社によりユニフォーム・ユニホームと表記されていることも少なくありません。 学生向けの体操服も類語になりますが、ジャージという言葉を使用していることが多いため、あまりユニフォームを使用しないといいます。

なお、学生の制服を注文する場合には学ラン・学生服や、セーラー服・ブレザーなど制服の種類ごとの名称で呼ぶこともありますが、関連している言葉ではあっても類語ではないため、注意が必要です。あくまでもユニフォームなどの類語は制服であるといいます。 飲食店をはじめとした店舗での制服も類語となり、白衣や甚兵衛なども店舗で指定しているのであればユニフォームの一種です。ただし店主個人だけが使用している場合には、あてはまらないといいます。医療関係者が身に着けている白衣などはユニフォームといってもいいですが、医療関係用品を扱う店舗でのみ使用される単語といっても過言ではないです。

明治時代に入ってきた言葉がユニホーム、現代風の言葉に訳されているのがユニフォームといえます。どちらも同じものを指す単語で、お店で相談するときにどちらを使っても問題ないですが、一部の人の間では多少意味を分けて使用していることも事実です。発注するときや見積もりを依頼するときには、事前に周囲と相談し、よく確認したうえで注文や見積もりを依頼して下さい。